第2期第5回「家と家の場所について」

第2期 2008年〜 | 2009.4.6

通勤にも便利な場所に庭付きの一戸建てをもつことにあこがれ、そしてそれを実現していた時代もかつてありました。しかし、現実には都心の中でそれを実現するのは難しく、少し通勤時間がかかっても庭のある家をもちたいと思う人も多くいると思います。
100戸から200戸ぐらいの住宅開発された集合戸建てに住む、ということをこのアンケートをきっかけに、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

●回答総数:5,898名
●実施期間:2009年3月2日(月)~2009年3月8日(日)

Q.戸建てとマンションを比較した場合、以下の[1]~[7]から自分の考えに最も合うものは?

最も人気が高かったのは、[3]戸建て・通勤60分以内タイプ。
続けて[4]戸建て・田舎暮らしタイプと[2]戸建で、通勤45分以内タイプというのも興味深い結果です。
通勤時間にあまり関係なく、マンションより戸建ての方が人気が高いようです。

Q.都市と郊外、どちらに住みたいですか?

Q.あなたの思う、郊外のメリットは?

「郊外に住むメリットと思われること」についてのコメント

物価が安い。(男性/20代後半/未婚)

郊外とは言わば都市と農村の中間であり両方の利点を活用できる。(男性/60歳以上/既婚)

仕事とプライベートの分離を明確にできる。(男性/30代前半/未婚)
地域とのつながりが面倒ともいえるが、家族に子どもや老人がいる場合は心強いことのほうが多いと思うから。(女性/30代後半/未婚)

郊外のほうが地域で子育てしているという実感があります。地域ぐるみのイベントが充実しています。(女性/40代後半/未婚)

Q.あなたの思う、都市のメリットは?

「都市に住むメリットと思われること」についてのコメント

外出において風雨程度の悪天候にそれほど大きく左右されない。(男性/20代後半/未婚)

映画・演劇・音楽など公演は都心が多く、開演時間に間に合うし、終演後も食事をしたりゆっくり出来る。(男性/40代後半/未婚)

周囲に住人が多く、万一の場合に安心して住める。(父は老後、静かなところに住んでいたが、道路で倒れたときに助けを求めたくても人通りがなく、救急車の到着も遅れた)(女性/50代後半/既婚)
(郊外で車の生活だと)外食も飲酒したらタクシー利用、食事代の他に結構な支出があると考えると、生活範囲が狭まってしまう。年を取ったら、ネオンの輝く都会に是非住みたいです。(女性/60歳以上/既婚)

徒歩、自転車による移動だけで、日常の用事が済み、自動車が不要。(男性/40代後半/既婚)

Q.100戸から200戸ぐらいの住宅開発された郊外に住む場合、戸建ての住宅街とマンションの住宅街のどちらに住みたいですか?

Q.あなたの思う、郊外の戸建ての住宅街のメリットは?

「戸建ての住宅街に住むメリットと思われること」についてのコメント

人が車で訪問して来た時に安心して対応出来る。(女性/30代後半/既婚)

地面から空まで所有しているとゆっくりした気持ちになる。(女性/40代前半/既婚)

建て替えの際に他の人の同意がいらない。(女性/30代後半/既婚)
都心マンションでは絶対に不可能な、自宅の庭でバーベキューや花火が楽しめる。(男性/40代前半/未婚)

道路が戸建て住人の専用になる(よその車が入ってこない)ので、子供が遊びやすい。(男性/30代後半/既婚)

Q.あなたの思う、郊外のマンションの住宅街のメリットは?

「マンションの住宅街に住むメリットと思われること」についてのコメント

2階以上に住めば、窓からの眺めが楽しめる。(女性/20代後半/既婚)

降雪地の場合、雪かきを業者が行うので、自分でする必要が無い。(男性/20代前半/未婚)

室内の熱環境が、戸建てより優れている。(男性/30代前半/未婚)
長期不在でも安心。(女性/40代後半/既婚)

庭の手入れに時間をとられることなく、整備された緑化の中にいられること。(女性/40代前半/既婚)

有人管理やディスポーザーなどは、マンションでないと金額的に不可能だから(女性/30代前半/既婚)
郊外に住むか、都市に住むかでは、郊外派48%、都市派47%とほぼ同数。
郊外の戸建てに住むか、マンションに住むかでは、戸建て派72%、マンション派17%と、圧倒的に戸建て派の方が多いですね。大地に接するということは最大の魅力なのでしょう。
しかし、マンション派のコメントのように、実際に住んでみると、便利さという点では、マンションの魅力も捨てがたいものです。