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楽しく知る「中古住宅 + リノベーション」
リノベーション基礎講座
update | 2015年10月25日

「誰にお願いすればいいの?」

リノベーションのプロってどんな人?

新しい暮らしのハコとなる中古マンション探し。物件探しに出かける前に、まず「プロ」に相談をすることをおすすめします。
リノベーションのプロ。それは、物件探しのエキスパートでありながら、建築のエキスパートでもあることが必須条件です。

いい仲介担当者と出会おう

これまでも述べてきた通り、リノベーションのハコ=中古マンションを探すときは、「○DK!デザイナーズマンション!駅近5分!システムキッチン装備!」といった条件で部屋探しをするのではありません。何よりも大切な条件は、「どこに住みたいか?いくらで住みたいか?どのくらいの広さが必要か?どんな暮らしがしたいか?」といった、あなたの希望です。「どこに」「いくらで」「どのくらいの広さで」この3つを決定するには、何が本当に大切か、優先順位を決めなくてはなりません。
もちろん住みたい場所に、安く、広い部屋を見つけられれば最高ですが、「アレもコレも欲しい!」という考えでは、いつまで経っても理想の物件に出会えません。ときには潔く条件を切り捨てることも必要です。あなたが最優先したいことはなんでしょうか?

リノベーションの物件探しは、自分探し。とにかくマメに話を聞いて、優先順位をはっきりと理解してくれる。住み手にとっての掘り出しもの物件を、見つかるまで根気よく探してくれる。そんな探し方をしてくれる担当者と出会えれば一番です。

物件は建築のプロと一緒に見に行こう

たくさんの壁で細かく仕切られた、かなり古びた2DKのマンション。不動産の仲介担当者とこの物件を見に来たあなたは、リノベーション後の部屋を想像することができますか?
物件探しには建築の専門家と一緒に行くのが正解。なぜなら、彼らは間仕切り壁を取っ払ったスケルトン(躯体)の状態を想像できるから。壊せるのはどの壁で、壊せないのはどの壁か?天井と床を、どこまで高く/低くすることができるか?そしてリノベーションの力を知っているので、一見ボロボロに思えるマンションでも、その再生の可能性に気づくことができます。
そもそも築年数の古いマンションを買うこと自体、「本当に大丈夫だろうか」という不安で、想像以上に緊張するもの。物件の購入を決めるのはもちろんあなたですが、専門家の判断やアドバイス、もしくは後押しがあれば、少し力を抜いて、冷静に判断できるはずです。

またリノベーション費用(設計料+工事費)はどのくらいかかりそうか、という点についても、建築のプロならば改修前の物件を見て、大体の金額を想定することができます。そのため、物件価格とリノベーション費用を足した総費用を早い段階から把握することができ、正しい資金計画を立てやすくなります。

このように、あなたの理想のリノベーションに適したハコを手に入れるには、多くの判断と決定が必要になります。不動産仲介と建築、両方のプロの知識とアドバイスを借りて、一緒に第一歩を踏み出すのが理想です。

誰にリノベーションを依頼すればいいの?

中古マンション探しは、不動産仲介と建築のプロ、両者の力を借りて行うのが理想的。そのためには、物件探しと設計者への相談は同時並行でするのがベストです。はじめの一歩の踏み出し方、2つのパターンをご紹介します。

1.すべて一貫、リノベーションの専門会社に依頼する
2.憧れの建築家にデザインを頼む

以下、詳しく説明していきましょう。

1.すべて一貫、リノベーションの専門会社に依頼する

1つ目は、事前の資金計画から物件探し、設計から工事監理まで、リノベーションの一連の流れを一貫してサポートしてくれる、リノベーション専門会社を選ぶという方法。

メリットは、すべてを一貫してサポートしてくれる安心感や便利さ。物件探しに設計の担当者が同行してアドバイスをくれたり、資金計画を物件購入前から把握しやすく、賢く計算して物件購入ができます。更に、購入した物件の引き渡し前から設計作業を進めてもらえるので、早く工事に入ることもできます。引っ越し時期も早くなり、家賃とローンを二重に支払う期間を短くできる、というメリットがあります。

専門雑誌で気になる会社や設計事務所を探したり、ウェブサイトをじっくり吟味して、「これは!」と思う人や会社を見つけましょう。知人からの紹介で、自分に合った専門会社に出会うという人も多いようです。MUJI Renovation Clubでもさまざまな専門会社が事例と一緒に紹介されているので、そちらで好みの会社を選ぶのもよいでしょう。

2.それぞれの専門会社に個別に依頼

2つ目は、お気に入りの専門家に依頼するという方法。どうしてもデザインしてもらいたい建築家やインテリアデザイナーがいる、不動産を買うなら大手企業でないと!など、ワンストップサービスは提供していないけれど、特定の分野で強く魅力を感じる依頼先が決まっている方向けです。ただし必ずしも資金計画や物件探しなど、全ての相談に乗ってもらえるとは限らないので、事前に資金計画を考えたり、優先順位をはっきりさせたりした上で物件探しをしなければならない点に注意が必要です。

1つ目の方法に比べて、自分自身で選択をしたり、自分の足で物件を探すバイタリティが必要になります。でも、憧れの建築家に自邸を設計してもらうのは魅力的なこと。ぜひ、あなたの優先順位を大事に根気よく物件探しをしてくれる仲介担当者を見つけましょう!