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フリーター家でもローンが組めるらしい?
story | 2015.5.22
ロクロウくん(32才)
6畳一間住まいのフリーター。
彼女はリカさん(32才)。

「子ども出来たから」と、するっと結婚してしまいました。
婚姻届に記入してハンコを押して、僕は夫になりました。ああ、いつもの喫茶店でさりげなさを装ってそろそろ結婚するかと彼女に切り出してみたかった。着慣れないスーツなんか着てお嬢さんと結婚させてくださいとご両親に頭を下げてみたかった。後悔してはいないけれど、幾度となく妄想してきたあのシーンを、僕はすることなく結婚してしまいました。

リカの両親は僕らの出来ちゃった婚に大喜びしています。というのも理由がありまして。彼女の父親は、社員10人を抱えるハウスクリーニング会社の社長。フリーターの僕を入社させて、後を継がせたがっているというわけです。倍率約1,000倍の広告代理店への就職を蹴って、アートをやっている僕が、今さらハウスクリーニングなんかできないすっよ。
それだけは、なんとか避けて人生を送りたいものです。

彼女改め、嫁となったリカの提案で、6畳一間の今のアパートを引っ越すことにしました。当然、今よりも広い場所へです。どうしよう、どこにしよう。迷ってやってきたのは居酒屋です。美大時代の友達に相談してみることにしました。作家に職人。ふたりとも僕にちょっと似た境遇です。

ノボルくん(32才)彫金作家。妻は公立中学の美術教師。1児あり。
タケゾウくん(33才)修行中の靴職人。妻は看護師。2児あり。

「引っ越しかー。俺、買っちゃったからな」とノボル。
「実はウチもマンション買っちゃったんだ」とタケゾウ。
のっけから驚きの発言です。おまえたち金、どうしたんだよ。

「俺はローン組めなくてさ。奥さんが借りているんだよ」とノボル。
「ウチもだよ」とタケゾウ。
何でもノボルは奥さんが妊娠中に。タケゾウは奥さんが育休中に住宅ローンを組んだそうです。
「家はいいぞ。買っちゃえよ。リカちゃんにローン組んでもらえよ」
この会話、まわりに聞かれたくありません。でもその手があるのか…と内心思っている僕です。アパートよりも持ち家のほうが、作品づくりに打ち込めそうじゃないですか。

家を買うのもいいかもしれない。銀行のローンもけっこう簡単に組めるみだいだしな。かるく酔っ払いながらそんなことを考えていました。


するっと結婚してしまったロクロウくんの家は、するっとローンを組めるのでしょうか。住宅ローンを組んだことがある皆さん、どう思いますか?

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