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妊婦の嫁が事前審査を受けまして
story | 2015.7.17
ロクロウくん(32才)
6畳一間住まいのフリーター。
彼女はリカさん(32才)。

貯金ゼロ、僕はフリーターでアーティスト、妻は会社員で妊娠中、部屋は6畳一間。バイト先のスーパーのおばちゃんたちは、そんな僕のプロフィールがお気に入りのようです。ダメな子ほどかわいいですか? 昼休み、今日も僕はおばちゃんたちの輪の真ん中にいます。

「結婚指輪くらいは買ってあげなくちゃだめだよ」 あ、はい。
「女は女神よ。見放されちゃおしまいよ!」 ですよねぇ。
「それで、あの話どうなった? 家を買う話」 あぁ…

家を買う話、しましたよね、コバヤシさん。じつは妊婦の嫁が銀行でローンの事前審査を受けまして…。
「通らなかったでしょっ!」
はあ、その通りです。でも通らなかった理由って教えてくれないんすね。
「そりゃそうよ。そういうの言っちゃダメって決まりだもの」

惣菜担当のコバヤシさんはもと銀行員。定年退職後、旦那さんと一日中家にいてもつまらないからと、スーパーに軽やかに再就職したユニークな経歴の持ち主です。
でもどうしてうちの嫁は、審査に落ちたんでしょうね。
「妊娠中は難しいのよ。出産後、本当に職場復帰できるかってわからないじゃない?」
でも、僕の友達もフリーターみたいなもんですが、妊娠中や育休中の奥さんが住宅ローンを組めたって聞いたんですよ。
「何の仕事をしてるの?」というコバヤシさんに、ノボルの嫁は公立中学の美術教師、タケゾウの嫁が看護師であることを伝えました。

「それはね、特別よ。公務員や資格が必要な職業は、出産後も復帰がしやすいから、審査がだいぶ通りやすいのよ」
そうなんだ。知らなかった。ノボルもタケゾウも、あいつらそういうことだったのか。うまいことやりやがったな!

「まあまあいいじゃない。出産してから考えなさいよ」とコバヤシさん。
うんうん、そうそう。これ食べなさいよ、ぬれせんべいおいしいわよ。おばちゃんたちの優しさとも適当とも思われる態度が、僕の今の救いです。会社やらお金やらにそっぽを向いて生きてきましたが、そういったものに囲まれる安心感がちょっと羨ましく思った僕でした。うーん、ますます家がほしい!


妊娠中はローンが通りにくい…ひとつ勉強になったロクロウくんです。
ロクロウくんは家を買えるのでしょうか。いやいや買ってもいい?
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