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中古マンションの耐久性ってどう?
story | 2015.4.17
タエさん(40才)
ひとり暮らしの社長秘書。
先日40才になりました。

マンションを買おうと決めてから、本棚に家関係の本が一気に増えたタエです。この壁の色がいいかも、床はやっぱり天然木?と、本に付箋を貼っている時間が今、いちばん楽しい! 数年前に思い描いていた40才の私とはだいぶ違うけど、それなりに幸せにやっております。

家を買うなら新築…と思っていましたが、調べるほどに気になり始めたのがリノベです。でも耐久性は大丈夫? 写真で見るとすごく素敵だけど、実際のところはどうなのでしょう。百聞は一見に如かず。やっぱりモノは見て確かめたい世代ですもの、リノベーション会社主催の「リノベ見学会」に行ってきました。

住人は30代前半の夫婦と子どもの3人家族。Before写真も見せていただき、こんなにも変わるんだ!と思ったけど、リビングには幸せハンモック、壁には黒板塗料を使った家族の伝言スペース…私が求めているものと違うかも。ほかの見学者も家族で参加していて、正直肩身が狭いです。

「リノベをお考えですか?」話しかけてきたのは、40代半ばのリノベ会社の営業の女性でした。はい、少し。でも家族じゃなくて、私一人暮らしなんです。
「そうでしたか。それではこちらのお宅は少しイメージが違うかもしれませんね。少しあちらで話しませんか」
私は聞きたかった中古マンションの耐久性について質問してみることにしました。

「新築のほうが耐久性があるように見えますが、コンクリートの寿命は100年と言われていて、人間の寿命より長いのです。築20年というと古そうに感じるかもしれませんが、実際には成人にも達していないくらいの若さなんですよ。でも、高度成長期にあたる期間のマンションは、とにかく量が求められていたために、必ずしも良いものばかりではありませんでした。しかし技術が進んだ今では、これらの問題は気にする必要も少なくなりました。
また、1981年に建築基準法の改正により導入された「新耐震基準」によって、地震へのリスクも低くなりました。でもそれ以前に建てられたマンションでも、安全性の高いものもあるんですよ。耐震診断をしているか、また耐震改修を行っているかも確認するといいですよ」
うん、わかりやすいです。

「それから建築の構造だけでなく、管理によっても耐久性は変わります。定期的にメンテナンスされているかが大切なんです。価値あるものを長く使うという視点からも、きちんとした目でよい物件を選んでリノベーションしたほうが、賢い選択かもしれません」

現在は、かつてないほど空き家が多い時代なんですってね。耐久性に問題がなければ、今ある建物をリノベで活かすほうが断然いいわよね。
「ま、工事をスタートさせて、初めてわかることもあるんですけれどね。ハハハ」
そうなんですか? でもそうでしょうとも。いいことしか言わない人より、こういう人のほうが信頼できそう。お名前はヤスダさん?
私、いいリノベパートナーを見つけちゃったかも。


マンションの耐久性へのモヤモヤがすっきりしたタエさんです。
すでにリノベを経験した皆さん、リノベして良かった点、また後悔した点は何かありますか?
ぜひ教えてください。

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