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団地再生物語
集会室の使い方
column | 2012.6.12

団地には集会室がつきものです。しかしそうした集会室は、自治会やお葬式などに使われるものの、普段はなかなか使われることはありません。
そこで今回は、この集会室をボランティアで組織する、みんなの食事場所にするという提案をしてみたいと思います。

食事をしたい人同士が集まって、料理は当番制にするのです。住人でもまた近隣の人でも、いつでも食事ができるようにしてはどうでしょうか。
ひとり住まいが増える時代に、それぞれの家で一人分の食事をつくるのは不経済です。みんなで作って食べれば、電気もガスも少ないエネルギーでまかなえます。食事の買い物に行く手間だって省けます。実際、一人分の買い物を毎日するのはおっくうですし、高齢になれば、それも大変な労力になります。
みんなで食事をすれば楽しいですし、栄養のバランスだって考えた暖かい食べ物を手に入れることができます。

コウハウジングというものがアメリカにあるのをご存知でしょうか。10世帯から30世帯の規模で一緒に集まって暮らす住宅のことです。敷地の中にはみんなが一同に集まることができるセンターハウスを作り、毎日食事を一緒にしています。そこではコモンミールと呼んでいます。
食事係は当番制で、住人は月に1~2回の食事当番をこなします。30家族が毎日一緒に食事をするわけで、そこに大家族が生まれることになります。

もちろん友達を呼んで自宅で食事をするとか、家族だけで食事をする時だってあるでしょう。でも日常の食事をこうしたコモンミールで過ごすことができれば、楽しく、また規則正しい生活も守れます。

日本でもこうした「集まって住む」という動きもでてきています。ひとつのマンションにいくつもの家族があつまって、キッチンを共有するような集合住宅や、若い人達の間でひとり暮らしの人達が集まって住むシェアハウスなどです。一人一人の居住スペースはコンパクトにしながら、共有で持つものを豊かにしていく、大きなキッチン、大きなダイニング、みんなで、また一人でも過ごせるリビングなどを備えているのです。
中にはシアタールームやカラオケルームをもっているようなものまであります。空間だけでなく、普段使わないものを共有するというような暮らし方がうまれているのです。
その時に重要なのが、食事です。一人でつくってもよいですが、全員で一緒に食事をするのです。

今回の集会室をだれもが使えるコミュニティーダイニングにする。全員が利用するとは思いませんが、希望者だけでも使える場所になれば理想的です。
集会室を暮らしで使うこれからの団地の住まい方。皆さんはどう思いますか。

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