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団地再生物語
団地で一斉清掃イベントを行う
column | 2013.7.30

団地をリノベーションするにあたって、古い家にうかがったことがあります。
長い間住み続けてきた家、さまざまな思い出とともに、たくさんのものが積み上がっているのを見かけました。高齢になって思うように片付けができないというのもあるでしょう。でも思い切って、どこかでいらないものを一気に捨てて必要なものだけにし、すっきり暮らすことを考えてみてはどうでしょうか。
なるべく持つものを少なくして「いつかいるかも知れない」と思っているものなどを、整理してみるのです。

団地全体で日を決めて一斉に清掃をすると、いろいろなメリットがありそうです。ゴミの搬出や大型ゴミなどの処理などは、団地全体でまとめて行えば、ぐっと費用が安くなったりもするでしょうし、いらないものを誰かが使う、というリサイクルもできるかもしれません。
また、もう少し進んで古い家具をリメイクしたり、大型ゴミを分解して素材に戻して使えるものにしたりするのもいいでしょう。

そして、可能ならこうしたリサイクルコーナーに加えて、共有で持っていれば便利なものを団地の住人みんなでシェアするのです。その中にはある時期しか使わないもの、ベビーベッドやベビーカー、子供のおもちゃや本、キャンプ用品、工具やミシン、使わなくなった自転車などもあると便利です。500世帯、1,000世帯とたくさんの家族で住む団地だからこそ、シェアすることのメリットが多くあるように思います。

また、同じ日に一斉に掃除をするイベントとなれば、大きなものを捨てるのにも、高齢の方やひとり暮らしの人など、住人同士がお互いに助け合いをすることができるのです。
すっきりした暮らしをしたい、誰もがそう思っているのでしょうが、腰が重いのも事実。ついつい後回しになってしまう清掃を日時を決めてみんなで助け合うことができるなら、一気に実現に進むことになるかもしれません。若いボランティアの学生などが手伝いをするというのもあるかもしれません。

こうして部屋をきれいにする、掃除をする、何十年も過ごした部屋を風通しのいい、ものの少ない部屋にしてみる、そんなことで暮らしは随分と変わるように思います。
家の中を徹底して掃除をするということ、実は暮らしを整えそして豊かに暮らすための基本なのです。

戦後、もののない時代に育った高齢の方たちは、ものを捨てることがなかなかできない世代です。また若い世代でも掃除や整理整頓の不得意な人たち、団地の住人同士がサポートしあうことで、こうしたことが解決されるかもしれません。一度きれいにしてしまえば、そのあとも定期的にみんなで掃除をする、団地の定期的な楽しいイベントになるかもしれません。
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