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団地再生物語
団地でキャンプ
column | 2014.9.23

団地、特に古くからある団地は、「暮らしのインフラ」として、とても優れているということは、これまでにも折に触れてご紹介してきました。
広々とした敷地にゆったりと配置された各住棟は、陽当りも風通しも良く、住み心地がよいのは勿論なのですが、団地が気持ち良いのは、何も「家の中」だけではありません。住棟同士がゆったり建っているということは、その間、つまり「家の外」にも広い空間がたくさんあるということです。

皆さんの近くの団地にも、団地の敷地内に1歩入れば写真のような広場があるのではないでしょうか。
でもこの広場、なんとなく寂しげ。そう、写真を撮ったときにたまたまかもしれませんが、人が居ません。
「広場を団地のコミュニティの場に」などと、大上段に振りかぶる気は全くありませんが、せっかく気持ちの良い「場」なのにもったいない、と思うことがあります。

気持ち良い季節に、芝生の広場とくれば、難しいこと抜きに、テントやタープを張ってバーベキューをしたくなりませんか? もちろん、勝手にやってはいけません。団地の自治体などに問い合わせて(交渉して)みましょう。単独でやるのはダメでも、日時を設定したイベントとして、住人のアウトドア好きが集まる、という手もありそうです。第一、単独でやると、ただの怪しい人になり警戒されそうですが、みんなで集まってやれば、楽しさも増します。

千里青山台団地の住人祭のイベントのように、日時を決めて広場にタープを張ったりバーベキューをしてもいいですよ、という設定だけする、というのはどうでしょう? 団地でキャンプの実現です。自然とアウトドア好きの方や、ファミリーが集まりそうです。また、長い間、出番のなかったテントやバーベキュー道具を引っ張り出してくる人もいるかもしれません。本番はあくまで、山や川辺だとしても、そのリハーサルとして、気軽なデイキャンプとして絶好の場になるかもしれません。

日中のタープ&バーベキューも楽しそうですが、もう一歩進んで、本格的にテントを張ってキャンプで一泊してしまう、というのはどうでしょう。日頃見上げない夜空を見ながら、普段は出ないような内容の会話が家族と弾むかもしれません。
翌朝起きてテントから這い出したら、周りの方々とは共有の時間を過ごした「キャンプ仲間」。「おはようございます!」と元気に挨拶して、そのまま家に戻って顔洗って、いつものように出かける、なんてこともできちゃいます。

団地の広場で、バーベキューをしたりキャンプをしたり、と一見突飛で実現が難しいかもしれませんが、良いことも多くありそうです。
まず、団地内で開催することで、顔見知りが増える、ということ。いろいろな道具や、使い方、レシピなどを情報交換しながら、情報だけでなく実際に食材や調味料を物々交換しながら、みんなでワイワイやると、いつものバーベキューとはまた違った、楽しいひとときが過ごせそうです。

次に、団地の敷地内でやるものですから、道具を苦もなく搬入できますし、車を運転して帰ることもないわけですから、お父さんもビールを思う存分楽しめます。また、本格的なキャンプには二の足を踏むお母さんも、自宅がすぐ近くにあるので、使い慣れたシャワーやトイレを利用でき、忘れ物をしても取りに行けるので、気軽に参加できそうです。

自治会の恒例行事では、夏は「夏まつり」、正月は「餅つき大会」などが開催されますが、春か秋に「団地でキャンプ」が恒例になったら楽しそうですね。
テントの設置位置の割り当てを事前に決めなくてはいけなくなるほど、たくさんの人が集まるかもしれません。そうなったら、ベテランキャンパーが初心者に技術を伝授するワークショップも始まったりして。ここで意気投合した方たちが、最終的には本格的キャンプに繰り出したり、と結果的に団地内のコミュニケーションも広がりそうです。

もちろん、安全管理や、音や匂いなどの周りへの配慮とか、諸々留意点はありますし、なによりきちんと許可が取れたら、の話ではあります。「団地でキャンプ」、皆さんはどのように考えますか? ご意見をぜひお聞かせください。

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