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団地再生物語
新しいキッチンとふすまが登場します
column | 2014.11.18

MUJI×UR 共同開発アイテム
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、ともに日本の暮らしを豊かにすることを目指してきたUR都市機構と無印良品が、新たな日本の暮らしのかたちのスタンダードづくりを目指して、2012年に始まりました。
古いものを壊してつくり変えるのではなく、愛着を持って長く丁寧に住みつないでいく。団地の明るさ、風通しの良さを活かしながら、新たな時代の暮らし方にあわせていく。皆さんと一緒に、新しい地域コミュニティのかたちや、団地の再生についても考えていくプロジェクトです。

本プロジェクトでは、長年親しみのある団地の記憶を大切にしながら、新たに手を加える部分をなるべく最小限に抑えるという手法を取っていくことに決めました。
しかし、今世の中にあるキッチンや床材などのパーツは、団地にはちょっと使いづらいことに気づきます。なぜなら、それらは「新築」に使われることを前提にしているものが多いからです。

たとえばシステムキッチンは、最近の新築の間取りを想定した大きさになっており、40~50m²の団地の部屋にはうまく当てはまりません。またウレタン塗装のかかったピカピカの床材は、新築用に良いのですが、古き良きものをなるべく残していこうとする今回のリノベーションでは、どうしても浮いてしまいます。

そこで、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトチームは、新たにこれらの商品を開発するところからスタートし、ここで生まれたのが「組合わせキッチン」や「麻畳」「ダンボールふすま」「アクリル欄間」です。

新しいキッチンとふすまが登場
MUJI×UR 共同開発商品を活用しながら、2012、2013年度の2年間で累計90戸をリノベーションし、賃貸募集時には毎回多くの方にお申し込みいただき、ご入居いただいています。
3年目のこのプロジェクトが、本当の意味で「新しい時代の日本の暮らしのスタンダード」となっていくためには、質的にも量的にも1年目、2年目よりさらに磨きがかかっていなくてはならない、と考えています。

そんな中、今年、プロジェクトチームから、また新たな商品が誕生しています。
この新商品を使用した団地や賃貸募集などの発表は少し先(12月発表、2015年1月に入居募集開始予定)ですが、今回は特別に、新たに開発されたMUJI×UR 共同開発商品の一部をちらっとご紹介したいと思います。

片持出キッチン

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの間取りに欠かせない重要なアイテム、キッチン。また思い切った発想を取り入れています。
もともと私たちは、キッチンの足元はなるべくオープンにして、使い方の自由度を高めようと提案していますが、今回は本当に何もなくしてしまいました。決して見た目のインパクトを狙っているわけではありません。大きな塊となるシステムキッチンを、ただの一枚のカウンターにして浮遊感を持たせることで、狭いキッチンスペースでも空間に圧迫感を与えずにすみます。またキッチンを支える側板がないことで、足元スペースにゴミ箱や収納ケースを置く場合でも、カウンターの位置にとらわれずに自由に置くことができるようになるのです。
でもやっぱり、インパクトありますね(笑) こんなキッチン、見たことないですね。

半透明ふすま

こちらは、新しいふすまです。

あの究極に軽く、環境に優しい「ダンボールふすま」(右)に次ぐ次世代ふすまです。

団地、というより日本家屋と言えば、ふすまによって成り立っていました。これだけ長く私たち日本人の暮らしに入り込んでいるのは、「開けていても閉めていても」使い勝手が良く、部屋の繋がりを上手にコントロールできるからですが、今回のふすまの素材はポリプロピレン製で、(写真では少しわかりにくいかもしれませんが)なんと半透明なのです。
ふすまを閉めて部屋を仕切っているときには、人の姿までは見えませんが、北側の部屋にも南の部屋から柔らかく陽の光を通してくれるのです。
これまでとは異なる「部屋の仕切り方」ができる「半透明ふすま」で、より空間の使い方の自由度が上がりそうです。

いかがでしょうか、これらの新しいアイテム。見たい!ですよね?
来月上旬にはどのように使われているか、どこで見られるか発表いたします。どうぞご期待ください。

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