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団地再生物語
団地で解決したいこと
column | 2015.5.12

前回の団地コラム「団地を丸ごと1棟借りられたら」では、"階下への音を気にしなくて良い"、"外部との出入りが容易である"、といった1階の住戸の特性を利用して、"1階を全てオフィスにしては"というアイデアに、たくさんのご意見をいただきました。

「究極の職住近接オフィスの誕生です」と胸を張ったのですが、"そんなに仕事場が近い家には絶対住みたくない"というご意見も。確かにそうかもしれませんね(笑)。オン・オフを分ける働き方が良いのか、もうその考えは古いのか、という議論は別として、自分の職場の真上に住みたくない人は確かに多いかもしれません。そのほかにも様々なご意見、アイデアをいただき、なるほど、と唸ることしきりでした。

ご意見の中で最も多かったのが、「団地でペットを飼う」ためのアイデアです。
たとえば、1階住戸のみペット可能とする、というアイデア。1階住戸の「出入りしやすい」という特性をうまく使って、たとえば、ペットの出入りは玄関ではなく庭側からできるようにすれば、ペットの苦手な方と階段室で鉢合わせも避けられる、というもの。
実はUR団地には、すでに「ペット共生住宅」があり、かなり充実したペットライフが過ごせる団地がいくつかあります。
しかし、まだまだ数が限られていることを考えると、このように1階だけをペット可にするアイデアは良いかもしれません。もともと団地は、散歩道には事欠かず、共有のドッグランなどの設置も可能な場所が多いので、ペットと共生できる住戸が増えれば、普通のマンションなどよりもペットと暮らす楽しさを満喫できる人が増えそうです。

「音」の問題解決法
1階のもう一つの特徴である、「階下へ音が響かないので、床の仕上げが自由」というコラムのアイデアについても、"それなら、1、3、5階のみを貸して、2、4階は空けてしまえばよい"というご意見もいただきました。なるほど、これは気づきませんでした。
さらに、横にではなく縦に繋げて貸せば、階下に赤の他人がいないので、音の問題は解決、というアイデアも秀逸です。
しかし、さすがに5層全部を一家族で使うのは難しいので、図のようにしたらどうでしょう。

 

5階建ての団地を、(2層分のメゾネット×2)+1階 という組み合わせにすれば、階下への音を気にしなくて良いフロアが3つできます。つまり5層のうち3層は、音の問題を気にせず床を好きな仕上げにすることが可能ですし、例えば小さいお子様の子ども部屋にしても良いわけです。

音の問題は、階下への足音だけでなく、趣味の話もいただきました。たとえば楽器を趣味としている人、オーディオや映画鑑賞趣味の人も、団地ではなかなか思う存分楽しむ、と言うわけにはいかないので、"防音室が欲しい"というご意見です。確かに床だけでなく、壁や天井も防音されている部屋を1室設けるだけで、これらの趣味の世界は飛躍的に広がりそうです。

防音室をつくる改修には、通常よりコストがかかりますが、多少家賃が上がっても、防音室で思いきり楽器を演奏できる部屋付きなら入居したい方は多いのでは、と感じました。さらに防音室のついた部屋ばかりの棟ができたら、同じ趣味の方々が集まり、「○○団地バンド」や「○○だんちぃーず」など地域密着型の音楽隊が誕生して、住人同士の楽しみがますます増えるかもしれません。

「団地のここが楽しい。でもここがこうなるともっと嬉しい」こと、教えてください
「団地」は「集まって住む」からこそ楽しいこともたくさんありますが、ペットや音の問題のように課題も満載で、でもその課題がもし解決されたら、普通の家よりさらに嬉しさ倍増、ということがたくさんありそうです。
皆さんが考える団地の楽しさや、課題、こんなことできたらいいな、についてぜひ教えてください。こんなの絶対無理、というアイデアにこそヒントが詰まっているかもしれません。ご意見やアイデア、お待ちしております。

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