みんなで考える住まいのかたち

  • もっと家の話をしよう
  • 入居者インタビュー
  • 住まいのコラム
  • アンケート
  • ちんぷんリノベ村
団地再生物語
キッチンによって変わる暮らし
column | 2016.12.20

キッチンの考え方によって暮らし方は大きく変わります。
日本の戦前の間取りをみると、台所は火や水を使用することや食べ物の保存を考えて、暮らしの中心から離れた陽当りの悪い場所にありました。現代と比べると食卓から遠くなり、使い勝手としては良くなかったかもしれません。しかし、システムキッチンや冷蔵庫の登場により、キッチンは家の内側に配置しても問題がなくなりました。
それでも最近になるまでは、油はねや匂いを気にした配置にし、キッチンとリビングは離れている間取りが多く見受けられました。ですので、やはりキッチンは陽当りや風通しが悪い場所に設置されがちでした。
最近では対面式のキッチンが登場し、料理をしながらでも家族の会話を楽しんだり、明るくて広々とした空間が好まれているようです。キッチンが暮らしの中心になっている住まいもたくさんあります。キッチンの位置が自由になったと言っても良いでしょう。

ちなみに、ダイニングとキッチンを1室にまとめたダイニング・キッチンの考え方は昭和30年代にUR都市機構(旧日本住宅公団)の団地から広まった歴史があります。

今回のコラムでは、先週新プランを発表した「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」のリノベーション住戸にある、オリジナルキッチンについてご紹介したいと思います。

壁付けキッチン
その名前の通り、壁向きにキッチンが配置されています。すぐ前が壁になるので、油はねや水はねを気にすることが少なく、料理に集中しやすいキッチンになっています。
今回の新プランでは、アルビス五月ヶ丘 (大阪府池田市)のMUJI×UR Plan29などで採用しています。
このキッチンは、MUJI×UR 共同開発商品の「持出しキッチン」。プロジェクトで一番多いキッチンのサイズは幅1.8mですが、このMUJI×UR Plan29では幅が倍以上の3.7mもあります。キッチン下も自由にカスタマイズできますし、幅が広いのでカウンター上に家電を置いても良さそうです。

アルビス五月ヶ丘MUJI×UR Plan29の3.7mに及ぶ濃いグレーのロングカウンターキッチン

キッチン下だけではく、背面部分にも食器棚や家電がおけると、さらに収納量がアップします。
MUJI×URでは「小天井」という、あらかじめ天井から吊るした棚を設置している間取りがあります。そこは、突っ張りパーツをいれたユニットシェルフを置けるように考えられたしかけなのです。

キッチンとリビングダイニングがゆるやかに仕切られている芝山団地MUJI×UR Plan16

光がたっぷり差し込む広々としたLDK空間が広がる、百草団地MUJI×UR Plan35のコンパクトなキッチン

金田一丁目団地MUJI×UR Plan33では壁付けのキッチンの横に、窓のある明るいユーティリティスペースを設置しました

対面キッチン
ダイニングやリビングに向いて料理のできるキッチンです。キッチンの前が開けるので広々と感じます。家族と会話を楽しんだり、TVを見ながら料理をすることもできます。背面が壁であれば、背の高い食器棚を置くこともできます。
今回の新プランでは、中登美第三団地 (奈良県奈良市)MUJI×UR Plan26多聞台団地 (兵庫県神戸市)MUJI×UR Plan31、で採用しています。

中登美第三団地MUJI×UR Plan26、暮らしの中心にあるキッチン

キッチンの背面部分に食器棚や家電を配置。さらに収納がひろがる多聞台団地MUJI×UR Plan31

こちらのキッチンは、MUJI×UR 共同開発商品の「組合せキッチン」です。キッチン・リビング・ダイニングがそれぞれ窓に面しているのでとても明るくて風通しの良い空間になりました。キッチンからバルコニーにすぐに出られるので、バルコニーで料理に使うハーブ等をベランダで栽培してみても良さそうですし、ごみやビンなどを一時的に置いてサービスバルコニーの様に使っても良さそうです。

窓向きキッチン
窓に向けたキッチンです。団地の豊かな外部環境を眺めながら料理をすることができます。団地ならではのキッチンの配置の仕方です。もちろん陽当りや風通しも期待できます。
今回の新プランでは、多聞台団地 (兵庫県神戸市)MUJI×UR Plan07で採用しています。

多聞台団地MUJI×UR Plan07。広々としたダイニングキッチンは、リビングとも一体でつながってます

こちらのキッチンも「組合せキッチン」です。キッチンを窓に向けて配置し、キッチンのすぐ背面にはダイニングテーブルを。食器棚を壁に配置できるので使い勝手も良く、室内も広く使えそうです。

いかがでしょうか。キッチンで暮らしも大きく変わります。料理に集中したい、会話しながら料理したい、風景を見ながら料理をしたい、みなさんはどんな暮らしを選びますか?
今回ご紹介したリノベーション住戸の入居募集は、2017年1月21日(土)に開始する予定です。入居の応募詳細情報は2017年1月上旬に発表予定です。無印良品の家ホームページ無印良品の家Facebookでも随時ご案内しますので、ご期待ください。

みなさんのご意見・ご感想を
お聞かせください。