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団地再生物語
床から考える団地リノベーション
column | 2017.1.17

今回は、2017年1月21日(土)から新プランの入居募集が始まるMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトから、床材についてご紹介します。床は暮らしの中で触れる機会が多く、丁寧に考える必要のある部分です。

畳の場合
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトでは、主に昭和40~50年代の団地をリノベーションしています。その頃の団地は和室が多く採用されていました。和室は寝室としても、茶の間として家族が団らんする場としても使える部屋でした。

現代になって暮らしは変化します。今まではちゃぶ台で団らんしていたのが、ダイニングテーブルやソファに変わり、寝室も布団からベッドに変わってきました。そうなると、和室の床材である畳は徐々に少なくなり、代わりにフローリングが増えてきました。

ここで改めて畳を考えてみたいと思います。集合住宅では、隣戸への音の気遣いが大事ですが、畳はフローリングより柔らかいので、下階への音を軽減してくれます。子供が遊んでも安心です。フローリングにする場合は、遮音性のある下地をつくる必要が出てきますので、手間とコストがかかります。
また、柔らかいといっても適度な硬さを持っているので、床でゴロゴロできますし、布団を敷いても快適です。

ただ、畳や畳の縁の見た目は現代的ではないかもしれません。部屋のコーディネートを考えると、ソファやベッドを置いたときに合わせづらくなります。
そんな課題からできたのがMUJI×URで共同開発したオリジナルの麻畳です。表面を強い麻にし、畳の縁をなくしています。これであれば、ソファやベッドを置いても違和感がありません。また、遮音性は変わらないので、集合住宅でも使えます。イス座の暮らしでも床座の暮らしでも対応できます。畳の良い部分を残しつつ、現代の暮らしに合った素材の畳が生まれたのです。

板の間の場合
団地リノベーションでは、もともと板の間だった部分も工夫しています。例えば、板の間の上に白いシートを貼っています。白にすることで全体が明るくなり、広々と感じます。水に強く、水まわりに活躍します。また、公共施設などで使われる耐久性の高いシートを貼ることで長く使うことができそうです。

同じくMUJI×URで共同開発した、オリジナルの麦わらパネルを採用している住戸もあります。収穫後の使われない麦わらを集めて圧縮し板状にしています。自然素材ですので全体のデザインにも合います。触れるとほんのり柔らかく暖かい感触が特長です。

今年度新しく登場したのは、無印良品の店舗や無印良品の家無印良品のリノベーションMUJI INFILL 0でも採用しているフローリングです。表面が凸凹していて足ざわりが良く、マットな塗装なので全体の雰囲気を損ないません。無印良品の家具とも相性が良くコーディネートがしやすくなっています。

いかがでしょうか。床材によって全体の雰囲気が変わります。また、質感の違いによって、そこでの暮らし方も変わってきそうです。
全体として、床材が単独で主張をしないようにしています。それは、あくまで主役は住む人であって、その「暮らしの背景を整える」ことを大切にしているからです。

そんなMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトでリノベーションしたモデルルームをぜひご覧いただき、体感いただければと思います。

今回ご紹介したリノベーション住戸の入居者募集は、2017年1月21日(土)に開始します。

無印良品の家ホームページ無印良品の家Facebookでも随時ご案内しますので、ご期待ください。

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