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インタビュー
ユニットバスについて-普通なものをつくることは、普通なことではなかった
column | 2007.10.1

普通なものをつくることは、普通なことではなかった。

清潔感のあるホワイトの浴室内に、スクエアなバスタブ。素っ気ないくらいシンプルな空間なのに、中に入れば不思議と懐かしいような、ホッと和めるような気持ちになります。

「本当に欲しいお風呂を考えて作ったら、当たり前なものになりました。最近のお風呂は、バスタブに曲線を採り入れたものが主流で、いろいろな設備が満載になっている。でも付加価値をプラスするのではなく、いつまでも飽きのこない本質的な豊かさを追求しようと考えました」

そう話すのは、バスルームの開発に携わった和光製作所の米田正克さん。そして、大人も子供も、女性も男性も、誰でも同じような心地よさを味わえる無印良品のユニットバスが完成しました。
無駄のない直方体のバスタブならば、思い切り手足を伸ばせ、ゆったりとくつろげます。すっきりした見た目だけでなく、お手入れがしやすいところも魅力です。タイル貼りユニットバスは在来工法の浴室が持つ質感の良さをそのまま保ちました。

「普通ならば床と壁の取合い部に下地のFRP(繊維強化プラスチック)が見えてしまう。しかしそれでは本物感が損なわれてしまいます。外観上、本当の豊かさを実現するために、FRPを隠すディテール開発には長い時間と労力がかかりました。普通なものをつくることは、普通なことではありませんでした」

完成したユニットバスは、装飾性も画期的な設備もありませんが、目に見えない豊かさが確実に感じられる空間になっています。洗い場の棚部分の寸法には、無印良品のシャンプーやリンスのボトルなどと共通のモジュールが採用されているので、無印良品のトイレタリー製品がすっきりと納まります。
そのほか、お風呂用の椅子、洗面器など、既存の無印良品のバスアイテムと相性の良い浴室です。最終的には好みやライフスタイルに合わせてそれらを並べることで、カスタマイズされたマイ・バスルームができあがっていきます。

米田正克

株式会社和光製作所 スピリチュアルモード事業部
自動車ボディ試作から産業用プラント、ステンレス浴槽、住設機器、原子力産業、食品機械...など、身近な住宅設備から最先端分野まで幅広く手掛けている。
2004年に浴室関連商品のオリジナルブランド「SPIRITUAL MODE」を設立。今回は同事業部が良品計画とのコラボレーションで住宅用ユニットバスを開発した。
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