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住まいのかたちコラム
人をもてなす家
column | 2012.1.24

皆さんの家では、どのくらいの頻度で人を招きますか?
第3期第3回「あなたの暮らしについてのアンケート」で、「あなたのご家庭で、友人や知人、親戚などお客様を招いての食事、ホームパーティをしますか?」とお聞きしたところ、月に一回以下、月に一回も招かないと答えた人が72%、全く家に招かない人も23%もいらっしゃいました。

こうした結果とは対照的に、第3期第2回のアンケートでは「客間・ゲストルームを欲しいと思いますか」とお聞きしたところ、57%もの人が「欲しい・すでにある」と答えています。前回の「客間について考える」コラムに引き続き、今回は人をもてなすことについて考えてみたいと思います。

「突然のお客様のため」「年に一回でも両親が来たときに」。そう考えるのも日本人のおもてなしの文化なのかもしれません。でもせっかく客間や人が来ることを想定して家の間取りをつくるのなら、もう少し頻繁に人を呼びたいものです。
人が来ることによって、家をちゃんとしておこう、きれいに整理整頓しておこうと思うものです。また家のしつらえも、自分が居心地の良いことはもちろんですが、人に見てもらうことを意識すれば、いろいろ工夫やアイデアも出てくることでしょう。

現代では、家の外で交流をする場所がたくさんあります。居酒屋、カラオケ、カフェ、レストラン......。でも家でゆっくり時間を過ごしてもらう、そうした時間を過ごすことで、その人との距離もぐっと近くなるはずです。なによりも家族同士の付き合いになることで、本人だけでなく、家族の顔が見えてきます。
子供たちも、お父さんやお母さんの社会での顔を見ることができるでしょう。家族の崩壊と言われて久しいですが、それは家族それぞれの社会との関係が見えなくなっていることも要因かもしれません。
子供たちは、両親が外の人と話している姿を垣間見ることで、またその話を耳にすることで、社会との関係性を感じることができることでしょう。家族の中では見せない一面を発見したりもするかもしれません。
人をもてなすことで、相手のために時間をかけて準備をしたり、喜んでもらおうとあれこれ考えるのは、日常とは別の家族にとっての楽しい出来事になるはずです。

これからの「豊かな暮らし」を考えるときに、人が家に訪れることを考えることは、きっと有意義なことでしょう。家を建てたとき、内装を変えたとき、新しい家具を買ったとき、友人を呼んでお披露目をした経験はどなたにもあるかもしれませんが、日頃から時々家に人を招くことを意識的に行うことで、暮らしに変化が生まれるかもしれません。
昔のように女性だけが料理の準備をするという時代でもありません。例えば、料理を持ち寄るなど格式張らない、気軽なホームパーティーをしてみてはいかがでしょうか。

人をもてなす家と題して、前回ご提案した間取りについてもう一度考えてみました。普段はもうひとつのリビングや本などを読める趣味の部屋として使い、お客様が来たときには、建具を開いて一体の部屋として使えるようにしています。
また、ソファーも普段使いではデイベットのように使い、お客様が泊まるときは簡易ベッドになるようにもしてみてはいかがでしょう。

いかがでしょうか。「人をもてなす家」について皆さんのご意見をお待ちしています。

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