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住まいのかたちコラム
30年後はどんな働き方をしていたいですか?
column | 2012.3.20

先日、住まいのかたち第3期第4回「未来の仕事のしかたについて」アンケートを実施しました。(1,727名もの方にご参加いただきました。ありがとうございました。)

第3期第4回 「未来の仕事のしかたについて」アンケート 結果発表はこちら

今回のアンケートでは、20年30年先のご自身の仕事のしかたついての考えをお聞きしました。ひとつの企業の枠組みを超えて、もっと自由に行きていく、そんな時代の可能性を含め、現在「自営業・フリーランス」ではなく「会社員・公務員」として働いている方に、副業や副収入についてお聞きしたところ、以下の結果となりました。

結果をみると、58%もの人が将来「副業」をしていきたいと思っています。また別の質問では、「日本はまだ経済成長を続けると思う」と答えた方は11%と、多くの人が経済的には厳しい時代が訪れると考えているようです。「高齢になっても働き続けなければならないと思う」人は76%もいました。

確かに「副業」については、将来の経済的な不安からくるものもあるでしょうが、一方で、個人のスキルが複数の企業や地域の活動の役に立つことは、とてもやりがいを感じることです。
最近では、複数の企業の名刺を持ち歩くような人も増えてきています。ノマドワーカーと呼ぶそうです。自分のオフィスを持たずに、いくつもの企業に机をおいたり、カフェやシェアオフィスなど、複数の場所で仕事をする働き方です。

アンケート結果を見ると、普段から勉強会に参加したり、会社の業務以外の勉強をしたりと自分のスキルをあげることにつとめ、また、新たな人や知識の出会いを求めてイベントに参加したり、新しいネットワークをつくるための地域の活動などに積極的に参加している方もいるようです。
ほんの一部ですが、いくつかのご意見をご紹介します。

    多くの仲間たちが、自分の得意分野であったり、人を助けられる事を持ち寄って、それらの交換(服を作ってもらったお礼に薬草を教えるなど)できる場を作りたいです。それが定着してきたら、ダマヌールのようなコミュニティにし、自分自身も含め、お金を稼ぐために嫌な仕事をする人を減らしたいです。
    (20代・女性・会社員)

    オフィスにこだわりが無ければ、どこでも仕事が出来る社会になって行くと思います。自分の仕事もまたしかり。お金を稼ぐ<生活(心・会話)が豊かというものをベースに働くスタイルを模索していきたいです。
    (20代・男性・自営業)

    フリーランスで、様々な会社や人と関わり、様々な仕事をしたい。業種にこだわらず、社会を良くするための明確な目的を持ち、そのために自分が出来ることを一つ一つ模索していきたい。どこにも属さない人が自然と集まって、社会の問題を共有し、解決していく。将来そんな仕事のスタイルが主流になれば、もっと仕事の可能性は広がると思います。
    (20代・女性・自営業)

    今まで蓄積した、知識経験等を生かし、若い人の支援にあたりたい。ちなみにその分野は商品開発、事業開発(R&D)である。
    (60代・男性・会社員)

    私の場合はすでにリヤイアーしていますので、このアンケートに答えるには適切でないかもしれません。しかし、現在、現役および定年後数年の勤務経験を活かし、専門学校の職業能力向上講習講師やキャリアコンサルティングをフリーでやっています。2年半前から始めたこの仕事をさらに深めていきたいと考えています。
    (60代・男性・自営業)

終身雇用という日本の社会の仕組みが大きく変化していることを読み取れます。日本の社会や企業の未来に、多くの人が成長の夢を抱けなくなってきています。その分、自分の力でなんとかしていこうという積極的な生き方を望んでいるような、たくましさを感じます。

企業に属している間に、力をつけて、ネットワークを開拓して次のステージに移ろうとしているのかもしれません。こうした力強い人材が増えていくことは、日本の未来に大きな変化をつくりだすのかもしれないと思います。

かといってすべての人が独立して企業をおこすということでもなさそうです。企業と個人が緩やかにつながり、一つの会社に所属しないでいくつかの会社とつながっていくという、新しい関係が生まれようとしているのです。

自分のスキルを求めてくれる人や、組織やコミュニティに役に立っているということは、ある意味純粋な仕事のしかたなのかもしれません。複数の仕事をすることで、よりスキルも経験もあがり、さらに広いネットワークの中から新しい情報を吸収するという、良い循環がうまれる可能性も秘めています。

一人一人の能力が開発され、そして自分のできる事を探していく、会社に雇われるのでなく、自分のもっているスキルを活用して会社を相手に仕事をしていく、そんな時代が訪れようとしているのかもしれません。そう考えた時、こうした仕事のしかたは、住まいのかたちを変えるかもしれません。

「自宅のマンションに自習室のような仕事のできる空間があれば使いたい」と答えた方は74%もおり、マンション内で共同の作業スペース、図書室や、会議室、カフェなど、仕事や打ち合わせをする空間が自宅の近くにあるほうが便利で、かつ、知らない人と新たなコミュニケーションができるという利点もあるのかもしれません。

今回のアンケートについて、皆さんはどのように思いましたか?
ご意見・ご要望をぜひお寄せください。

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