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住まいのかたちコラム
車と家
column | 2013.3.12

駐車場付きの家、こんな考え方も未来にはなくなるのかも知れません。
今回ご紹介するのは、家の中に車を置くという考え方、家の一部が駐車場になるのではなく、どちらかというと、外の空間が家の中まで入り込み、土間空間の中の一部が生活空間になるというような考え方です。

下の間取り図をご覧ください。

玄関の扉はなく、南面は一面が解放されるようになっています。そこが大きなリビング、そこの一部に車を停めるのです。車も今のような遠距離用の車というよりも、近距離を移動するような小さな車が主流になるかもしれません。また、近くに買い物に行く時に利用する移動車、パーソナルモビリティはもっと家の中まで入り込み、リビングの家具の一部のようなものになっていくかもしれません。

そもそも家は、外と内とを遮断して、プライベートとパブリックの間に明解な境界線をつくることが目的でした。しかしもう一方で、家を街に開いて行く、そういう考え方もありそうです。

パーソナルモビリティを街で管理する
家を街に開いて行くと何がおきるでしょうか。今まであらゆるものを個人で所有しようと考えていたことが高度成長時代の日本の特徴でした。しかし、街に開いて行くこと、そして近隣とつながっていくことで、共同で何かをもつということが可能になっていきます。
車も自転車も、場合によっては家具や本もシェアしていくという考えもあります。それぞれの家ごとにひとつずつ持たなくてもいいものは、考えてみるとたくさんありそうです。
自動走行も可能な時代になりつつあります。自分が必要な時に、車のほうから自分で運転して迎えに来てくれる、乗り終わったら近くのエネルギースタンドに自分で帰って行く。こんな時代が来るかもしれません。

道路の意味が変わる
もし家の前まで、いやもっと言えば、家の中まで、車が迎えに来てくれれば、道路のあり方は変わってくるでしょう。家の前が、大きな道路である事は必要なくなります。小さな車、パーソナルモビリティが通れる幅があれば良いのであれば、今の道路の半分ぐらいを緑の繁った遊歩道にしたり、広場にしたりと、いこいの場所にすることできます。そうすれば家の前に、もうひとつ公共のリビングがあるようになるのです。

車と家、そして車と街、家と街、この関係はこれからもっと変わっていくようにも思います。
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