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vol.6 健やかな家
「無印良品の家」で暮らす人を訪ねて奈良県へ。
スタイリストで文筆家の伊藤まさこさんが、
4人の子供たちが走り回る、「木の家」に会いに行きました。
interview | 2011.4.5

プロローグ

子どもと住まい

小春日和の日曜日。訪れた私を待っていたのは、お父さんとお母さん、それから4人の子どもたちでした。
1階にはキッチンとお母さんのための小さな部屋。それらをぐるり囲むリビングで手づくりのおやつをいただいていると「ねぇ、上も楽しいんだよ。」お姉ちゃんが恥ずかしそうに声をかけてくれました。
トントンと階段を上がって2階の子ども部屋に行くと、やんちゃな男の子たちがケンカの最中。下からお父さんの叱り声とお母さんの心配そうな声が同時に聞こえてきたかと思ったら、あれ、もう仲直りしてる。
この家はとても広いけれど、家のどこにいてもひとりぼっちという気には、けしてならない。
子供たちはお父さんやお母さんの気配を感じながら、お父さんとお母さんは子どもたちの気配を感じながら、みんなが伸びやかに暮らしていました。
「何を一番大切なこととして、家作りを考えた?」と質問すると、お父さんはまっすぐなまなざしでこう答えてくれました。「子どもたちです。」この家は、つまり一言で言うとそんな家なのです。

伊藤まさこ|いとうまさこ
スタイリスト
料理、食器、雑貨、洋服など、「ミセス」「LEE」「芸術新潮」などの雑誌媒体を中心に、ていねいでセンスのよい暮らしまわりのスタイリングを手がけている。
現在、松本市に住まいをうつし、活動中。
著書に『信州てくてくおいしいもの探訪』(文藝春秋)、『あの人の食器棚』(新潮社)、4月に『松本12ヶ月』(文化出版局)、5月に『伊藤まさこの雑食読み』(メディアファクトリー)が発売予定。

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