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vol.15 練糸の家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて群馬の織都桐生へ。
テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんが、
英国と日本をつなぐ「窓の家」に会いに行きました。
interview | 2014.2.4

プロローグ

空っ風を包む家

高崎駅から両毛線に乗り換え、「窓の家」に会いに桐生へ向かった。利根川、荒砥川、そして渡良瀬川を超えると桐生駅に到着する。桐生は水に恵まれ、養蚕に適した気候から、古く奈良時代から染織の産地として栄えてきた。一時は多くの染織工場が軒を連ね、「桐生は日本の機どころ」と言われていた時もある。
実は私の会社は、桐生からスタートしている。今も桐生にはオフィスがあり、在京のスタッフも度々桐生には通っている。冬になると毎日のように吹き下ろす「榛名おろし」の北風は、私も含め、在京のスタッフにはいささか身にしみる。そんな馴染みのある街に、私が会いに行く「窓の家」はある。しかも、この家の主は、長い間イギリスで暮らし、テキスタイルデザインを学び、現在は桐生に住むテキスタイルデザイナーである。何か強い縁を感じながら、車窓に広がる赤城山の風景と、何度か訪れた事のあるイギリスの田園風景とをダブらせ、うとうとしていると桐生駅に到着。駅でバッグから、早速スカーフを取り出し、空っ風の中を歩いて数分。目的の「窓の家」を発見。

須藤玲子|すどうれいこ
テキスタイルデザイナー
茨城県生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル研究室助手を経て、株式会社「布」の設立に参加。
日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。
作品は国内外で高い評価を得ており、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ビクトリア&アルバート美術館、東京国立近代美術館工芸館等に永久保存されている。

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