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vol.22 シェアする家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて冬の福岡県大野城市へ。
建築家の末光弘和さんが、
4世代7人が暮らす「木の家」に会いに行きました。
interview | 2017.1.31

プロローグ

陽だまりの中で共に暮らす

寒さも深まりはじめた師走の中頃。小高い場所に建つ家には、南側に向けて開かれた大きな窓から燦々と陽が降り注いでいる。玄関の扉を開けると、暖かい空気が出迎えてくれる。特に暖房を入れているわけでもないのに、太陽のエネルギーを受けた室内は、ぽかぽかと心地よい。緑を扱うことを生業にされているからだろうか、自然の恵みを受けることに対しての感受性の良さが暮らしにも滲み出している。ほとんどワンルームのような空間では、人も猫も緑も陽だまりの中で活き活きと暮らしている。多世代同居でありながら、かつての大家族のような息苦しさはなく、各々が思い思いに自分の時間で過ごす。強い縛りはなく、緩くつながった家族の姿は、どこかシェアハウスのような自由な空気感が漂っている。
取材を終え、気づくと手のひらにじんわりと汗がにじんでいるではないか。
もうすぐ、冬至である。

末光弘和|すえみつひろかず
1976年 愛媛県生まれ。1999年 東京大学工学部建築学科卒業。2001年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2001-06年 伊東豊雄建築設計事務所勤務。ヨーロッパ、アジア等の海外プロジェクトを担当。2007年に末光陽子と共にSUEP.設立。主に、環境やエネルギーをテーマとし、最新のシミュレーション技術を駆使した新しい有機的建築のデザインを手がけている。現在、横浜国立大学、東京理科大学、日本大学にて非常勤講師を勤める。

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