週末はサーフィン。海の近くに建つ「木の家」

木の家 | 2014.1.28

福岡県福津市、海岸から車で10分程の住宅地。家の前には椰子の木が植えられ、ウッドデッキにはハンモック。
「休みの日はいつもサーフィンに行きます」(ご主人)というIさんの木の家は、どこか南国のリゾート地のような雰囲気が漂います。実家のすぐ隣に家を建てたIさん、いずれはこの場所に戻ってくるつもりだったのだとか。
「両親と同居することも考えましたが、すごく仲が良いので、今の距離感を維持していきたいと考え、実家の隣に建てることにしました」(ご夫妻)。

そんなIさんが無印良品の家を知ったのは今から4年程前のこと。
「第2子が生まれて、それまで暮らしていたアパートが手狭になり、家を建てることを検討しはじめました」という奥様。「人と同じ家は嫌だなというのもあって、インターネットでいろいろと情報を集めはじめました。その中で、”ハワイ”とか”バリ”というキーワードを加えて検索してみたところ、出てきたのが無印良品の家だったのです。木の家の外観を一目見て気に入りました」とご主人。

■建物概要
ご住所:福岡県福津市
竣工年月:2013年5月
延床面積:105.99㎡(32.06坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

「他の住宅メーカーも検討したのですが、主人の気持ちは動かなかったみたいです(笑)」(奥様)。
「最初は木の家の見た目に惹かれたのですが、後に構造や性能のことを調べていくうちにどんどん好きになっていきました。モデルハウスの印象も良かったですね。やっぱりこれだなと確信しました」と語るご主人。

「無印良品の家を購入することを決める際、主人の父にも相談をしました。建築のことにも多少詳しい義父は、はじめ金額が高いのではないかと言いました。なぜ無印良品の家でなくてはならないのか?という疑問もあったようです」(奥様)。
「でもそんな父が、工事が始まると毎日現場を訪れ、その様子を見ているうちに、だんだんとその表情が変わってきたのです。しっかりとした基礎工事や、職人さんの丁寧な仕事ぶりにすっかり感心した様でした」(ご主人)。
「義父が『これは良い家だ』と言うのを聞いて、説得する側だったはずの私たちが逆に安心してしまいました」と奥様。

こうして順調に進んでいったIさんの家づくり。「敷地の形状を生かしつつ、私たちの希望を叶えられる最適なプランはとてもベーシックな形になりました」(ご夫妻)。

I邸の間取りは、玄関を入ると大きな土間があり、そこからつながる広々とした一室空間。1階にはリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。大きな吹き抜けからは、明るい日差しが降り注ぎます。
「玄関の土間は、どうしても実現しかったことのひとつ。ここでサーフボードや家族みんなのスポーツ用具を手入れしています。家の中でもあり外でもあるような空間が欲しかった」というご主人。

2階は子供部屋と寝室、家族みんなの収納スペースがあります。
「以前アパートで暮らしていたときは、あまり広くなかったこともあり、リビングに家族みんなが集まっていました。それが一戸建てに代わり、家族が各部屋に籠るようになってしまったら嫌だなと思っていました。でも、この家は自然と家族が集まる空間になっています」(ご主人)。
「いつでも子供の気配を感じるのが良いですね」(奥様)。

I邸には大きな円形のダイニングテーブルがあるのも特長。
「丸いテーブルは、人がたくさん座れるので気に入っています。無印良品のお店で見つけたとき『これだ!』と思いました」(奥様)。
家を訪れた友人は心地よさに満足して、夜中まで滞在することもしばしばとか。子どもたちはそのままお泊まりすることもあるといいます。
「とにかく友達が帰りたがらない(笑)」(奥様)。
「2階で寝ていると結構騒がしいですよ(笑)」(ご主人)。
「そこがこの家の良さだから(笑)」(奥様)。

「この家に住みはじめてから、家族がよく笑い、よく食べるようになりました」という奥様。
「アパートで暮らしていたときは、子どもが走り回ると近所に迷惑になるので神経質になっていました。今はどんなに騒いでも周りに迷惑をかけないので、子どもたちも私ものびのびと過ごせています」(奥様)。
「ハンモックで昼寝をしたりお酒を飲んだり、夏にはウッドデッキでバーベキューをしたり、とにかく快適で楽しい家です」(ご主人)。

木の家での暮らしを楽しんでいる様子を随所から感じることができたI邸。
玄関の土間には、その日の朝にお隣のご実家の畑で収穫されたという野菜が届けられていて、そんな何気ない光景に、ほのぼのとした気分になりました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます