愛娘のことを考えて、耐震診断を受けていない築49年・380万円の分譲団地を泣く泣く諦めました。けれどやっぱり知れば知るほど、古い団地に住みたくなってきました。だって、僕にとってうれしいことばかりじゃないですか。まず物件が安いでしょ。今では考えられないほど敷地がゆったりしてるでしょ。立て替えのときにも土地の持分の面積が広いから損はしなさそうでしょ。管理維持費も安いし。それに手を加えることですごく面白い部屋になる予感! 狙いは古い団地、しかも耐震診断済みにしぼって、本格的に物件探しをはじめることにしました。
価格は妻のリカと話をして、上限600万円。この中で物件を探し、残りの資金をリノベーションにまわすことになりました。ちなみにこのうち150万円は、気前のいい義父が出してくれます。住宅取得資金を、父母や祖父母から贈与してもらう場合、要件を満たしていれば1,500万円まで(平成27年まで)は非課税らしいんだけど、僕らは150万円もいただければ十分。もし物件を400万円以内で見つけることができたら、リノベ資金は約200万円。もし物件が500万円を超えてしまったらリノベ資金は数十万円。そこは柔軟にやっていこうって考えです。資金が足りない分は、自分たちの知恵と力で補っていけばいいじゃないですか。
僕もリカも手を動かすことが大好きです。キッチンや浴室やガスや水道は、もしかしたらプロに任せたほうがいいかもしれない。けれどペンキを塗るくらいは出来そうだし、本棚とかちょっとした家具なら、僕たぶんつくれるし。ホームセンターをのぞいてみたら、床材から壁紙から木材から、ありとあらゆるものが揃っているんですよ。いやぁ、実に楽しいなあ。女の子が洋服屋を意味なくブラブラするのってこんな感じ? ホームセンターをブラブラしているとすごくテンションが上がってくるんです。
セルフリノベを始めるには、まず家を探さないとな。住宅情報サイトをケイタイで開こうとしたら、リカからメールが入りました。
「カゼガオカ団地と同じような団地が見つかったみたい。しかも耐震診断済みで!」
なんといいタイミング。で、価格は…480万円、ということは、ガゼガオカ団地から100万円もアップ。しょうがない、つまりリノベ資金は約100万円ということ。フフ、オレの出番がついに来たみたいだな。限られた中で何かをやらなきゃならない。そういう時に俄然、燃える男です、僕。
ロクロウくんのリノベ資金は100万円。セルフリノベを中心として一体どんなことができるでしょうか?皆さんのアイディアをお寄せください。